工場などの生産現場を中心に、
会社で5Sに取り組んでいる所は多いと思います。
ボートレースで選手が勝つ為に必要な要素を考えてみると、
これもまた5Sとして表現出来るのではないかと思いました。
ボートレースを選手の目線で考える
それもまた、舟券予想に必要な要素です。
これはあくまで想像の域を出ませんが、
そこを考えるということ自体が重要です。
ボートレースが好きな方なら、インタビューや動画などで
選手の話しを聞ける場面があると思います。
その中で選手がどう考えているかを知ることが出来ます。
舟券が外れた時、選手に対して「下手くそ」と腹を立てる人がいますが
本当にそうでしょうか。
ボートレースは一般的に我々が体験出来るスポーツと違い、
実際に経験することは通常では出来ないものです。
ボートレースをしっかり理解して予想すれば、例え舟券が外れても
納得出来る結果がほとんどだと思います。
私の考える
ボートレースにおける5Sとは
整備力
![](https://boatrace-no-mikata.com/wp-content/uploads/2023/07/整備-1024x576.png)
ボート自体を選手が何か変えることは出来ませんが、
エンジン、プロペラは選手が調整します。
前までの持ちペラ制度から、現在の貸出しに変わり
選手のプロペラ調整能力が大きく問われるそうです。
プロペラの調整次第で、勝ちそうなA1選手が負けたり、
以外な選手が2,3着に入って中穴と呼ばれる配当が出たり。
当然新人選手とA1選手では操縦技術の差はあります。
しかしある程度のレベルでは操縦技術よりも、
プロペラの調整が上手くいったかどうかが勝敗を分けます。
スタート力
![](https://boatrace-no-mikata.com/wp-content/uploads/2023/07/スタート-1024x576.png)
ボートレースにおけるスタートはとても重要です。
第1ターンマークで勝敗が大きく決まるわけですが、
そこへ向かうにあたりスタートが大きく影響します。
絶対に遅れてはいけませんが、フライングも出来ない。
1秒以上遅くても行けない。
0.15秒で1艇身差がつくボートレース。
その僅かな差で勝敗が決まってしまうのです。
選手がスタートのタイミングを計る大時計はアナログ、
その大時計でコンマ数秒を見極めなければいけない選手は大変です。
旋回力
![](https://boatrace-no-mikata.com/wp-content/uploads/2023/07/旋回-1024x576.png)
ボートレースは6艇での競走ですが、ターンマークを周る競技ともいえます。
ターンマークを人より先に周っていかなければ勝つことはありません。
しかし早ければいいというものではなく、
ターンマークを中心に舟の先を合わせて周らなければいけません。
旋回中に他の艇とぶつかって順位に影響が出た場合、
結果そのものは変わりませんが、減点の審議になります。
その際ターンマークを外して旋回し、差されてぶつかった場合は差した艇は減点にはなりません。
しかしターンマークを外していなければ、内側の艇は減点になる可能性があります。
早く、かつターンマークを外さない。
いくらプロとはいえ波の上では予想外なことも起こりえます。
思考力
![](https://boatrace-no-mikata.com/wp-content/uploads/2023/07/思考-1024x576.png)
レース中に考えなければいけないことはたくさんあります。
前の艇を抜くために、
後ろの艇に抜かれないために、
どこを走るべきか。
直線を走る時も競り合う相手が不利に、
自分が有利なように走らなければなりません。
一瞬の判断ミスで順位を落としかねないのです。
相手と自分の機力差を考慮した上で、最善の選択をしなければなりません。
常に周囲の状況を確認し、
安全も考慮し
自分が一つでも良い着順を。
この思考力が新人選手と上位級別選手の違いかもしれません。
精神力
![](https://boatrace-no-mikata.com/wp-content/uploads/2023/07/精神-1024x576.png)
最近ではボートレーサーはアスリートとされます。
当然精神力も必要です。
フライングをすれば、一定期間出走できず無給になります。
生活面での不安にもなります。
レース中の事故で命を落とす場合もあります。
自分だけではなく、相手の命も奪いかねないわけで。
また選手もピットでオッズを確認できます。
大抵の場合は1号艇から売れるので、
勝って当たり前と思われるプレッシャーと闘うことになります。
ボートレースはお客さんがお金を賭けるので、厳しい声もあります。
2023年徳山でのSGグランドチャンピオンシップで
磯部誠選手がSG初優勝を果たしましたが、
その際「お客さんの小遣いを増やすのが仕事」と言っていました。
選手全員では無いでしょうが、そう思っている選手もいるのです。
ここで記載したことはほんの一部で、まだまだいろいろなことがあると思います。
選手のことを知れば、ボートレースの見方も変わるのではないでしょうか。
コメント
わたしの5S
1.スタート遅れる買った艇
2.差すと読んだら逃げられる
3.すぐ我慢できず舟券買う
4.好きな選手は根拠なく勝つと思う
5.財布は帰りはスッカラカン
お見事です。