展開予想に不可欠!ボートレースの2号艇と3号艇の関係

舟券を予想する際、どのように考えているでしょうか。

仮に1号艇が逃げると予想した場合、その後の2、3着を決めなけれなりません。

各選手ごとレース場、コースの3連対率。

節間の成績。

様々なデータも十分に考慮が必要です。

[展開予想]という言葉がありますが、やはりこれは重要です。

1号艇が逃げる、さらにある程度スタートが揃って伸びる艇もいないと考えた場合は

まず2号艇と3号艇の関係から考えます。

スタート展示についてはスタート展示の見方1号艇の行き足を参照

ボートレースは1号艇から順に、内側が有利な競技です。

どのコースも内側の艇より優れた何かがなければ、その艇を追い越して前へ行くことは難しいです。

あるいは内側の艇のミスなど予想外なことが起こった場合です。

今回は2号艇と3号艇についてですが、

通常の展開で考えれば2号艇が差し、3号艇がまくり差しあるいは、まくり(外マイ)

というのが一般的です。

2号艇はしっかりと減速し、1号艇がターンマークへ進み出すまでの待機時間があります。

一方3号艇は、2号艇が待機している隙にレバーを握って前へ出ようとします。

ここで2号艇が進み出すのにレバーを握って、3号艇の引き波の影響を受けるかどうかが

逃げると考えた場合の最初の展開予想になります。

周回展示から実際のレースをイメージ

周回展示の見方で一般的な良くない例を取り上げましたが、今回は2号艇と3号艇だけに注目します。

周回展示の見方も確認

2023年3月31日大村G1開設70周年記念より

2号艇と3号艇を比較してみると、

2号艇はレバーを握った瞬間にしっかり早く向きが変わります

3号艇は2号艇ほど向きが変わらりません。

向きが変わってからの進み出しですが、

2号艇は無駄なく進み出しています。(もっとしっかり前進すれば尚よし)

3号艇は進み出すのに一瞬間があります。

3号艇は4〜6号艇と比較しても良くありません。

この2号艇と3号艇を実際のレース場面に置き換えてイメージします。

3号艇がレバーを握ってから、2号艇がレバーを握る。

2号艇の方が角度も良く、進み出す速さがある。

3号艇は角度が悪く進み出すのに間がある。

2号艇は3号艇の引き波にハマらず進み出せるのではないか。

つまり展開予想の第一段階として、

「3号艇は2号艇より前を走ることは無い」

と予想できます。

これが周回展示の内容が逆であれば、

2号艇は3号艇の引き波にハマるのではないか。

と予想できます。

この考え方でそれぞれのコースを比較していくことができます。

例えばですが、

2号艇は3号艇に勝つ、4号艇は3号艇に勝つ、では2号艇と4号艇では…

という具合で順番に考えていけば良いのです。

これには差す、まくる、まくり差すという根本的な展開が必要です。

1号艇に対しても有効な応用編

ここでは逃げるという前提で考えていますが、

2号艇が1号艇を差して1着を取るためにも、上記の関係は重要です。

2号艇と3号艇が今回の様な関係で、1号艇が良くなかったり

ターンマークを外す可能性があれば2号艇の1着も想定できます。

現代ボートレースの攻め手は3号艇と言われます。

3号艇は自分のタイミングで攻めていけるからで、

2号艇は待つという状態を強いられます。

「これは1-2だな」

結論を急がず、じっくりと考えてみると意外な発見があるかもしれません。

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