ボートレースはプロペラの調整で旋回性能に大きく違いが出てきます。
それはA1級の選手でも、新人選手でも同じで
そういった差がレースへの結果となってきます。
一見すると些細な違いも、実際にレースをする選手にとっては大きなことの様です。
もしその選手それぞれの微妙な特徴が分かれば、
普段の予想もまた違ったものになるかも知れません。
辻栄蔵
登録番号 3719
広島支部
道中争いでは他選手から一目置かれる辻選手。
「前を走ると抜けない」
「後ろを走られるとやりにくい」など
第1ターンマーク以降も魅力的な走りを見せてくれませす。
そんな辻選手の良い時は周回展示でのターンに特徴があります。
その前に基本的な周回展示の見方はこちら
辻栄蔵選手の旋回 (調整が良い時)
6号艇が辻選手です。
2023年3月31日大村G1開設70周年記念より
レバーを握って素早く、しっかりとボートの向きが変わり
しっかりと進み出してターンマークを超える瞬間に、
もう1度グッと舟の向きが内へ入る。
(2週目の方がより分かりやすいかもしれません。)
この一見すると不思議な動きにも見えるのが特徴だと思います。
ターンマークへこの状態で近づいていき
![](https://boatrace-no-mikata.com/wp-content/uploads/2023/07/辻-○1-1024x576.png)
2023年3月31日大村G1開設70周年記念より
一瞬押される様に角度が内へ向く。
![](https://boatrace-no-mikata.com/wp-content/uploads/2023/07/辻-○2-1024x576.png)
2023年3月31日大村G1開設70周年記念より
こういう状態が辻選手の調整が上手くいっている時だと思います。
辻栄蔵選手の旋回 (調整が悪い時)
こちらも6号艇が辻選手です。
2023年6月21日徳山SGグランドチャンピオンより
レバーを握って向きが変わり、ターンマークへと近づいてからのもう一度
グッと向きが変わる部分が見られません。
こういう時はまだ調整が出来ていない、
もしくは調整してもそうならないのかもしれません。
極端な伸び型などにはあまりしない印象で、
旋回性能に重点が置かれている様に思います。
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