イン逃げ率48%をどう考える?6艇の比較で考える1号艇の逃げ

舟券を購入する上で

本命、穴狙いなどとよく言われますが、

個人的にはこの言葉があまりしっくりきません。

配当が高いところを狙うのがいわゆる穴狙いなわけですが、

自分がしっかりとした根拠を持って予想をしていれば

配当が安くても、高くてもそれが本命だと思っているからです。

いずれにしても配当が高いに越したことはありませんが。

個人的に思う、少しでも良い配当を狙う方法は人気のない1号艇のレースです。

データ上で逃げ率の低い1号艇、しかし展示では逃げそうな1号艇です。

ここで改めて書くことではありませんが、

ボートレースで1着が1番多いのは1号艇(1コース)です。

であれば無理して期待できない艇を狙うよりも、

十分逃げそうな1号艇を狙った方が良いでしょう。

もちろんオッズは予想の後で付いて来るものなので、

配当に惑わされないように

1号艇の行き足編で紹介したイン逃げポイントの、

6艇の船足比較についてです。

1号艇は第1ターンマークを先マイできるのか

今回取り上げるレースは

2023年7月2日

ボートレース常滑 一般戦 第37回半田大賞 初日 5R

1号艇 須藤隆雄 B1

2号艇 田中堅 B1

3号艇 大山千広 A2

4号艇 吉島祥之 A2

5号艇 鈴木雅希 B2

6号艇 樋口範政 B1

(級別はレース当時のものです。)

進入は枠なりでスタートは

2023年7月2日常滑第37回半田大賞より

詳細はスタート展示の見方に記載しておりますので省きますが、

3号艇が少し伸びてますが、2号艇も伸び返しているので

1号艇にとって十分な壁になりそうです。

(2号艇の壁についてはこちらを参照。)

平均スタートタイミング(平均スタート順位) 

※レース当時のものです

 3号艇 F1

1号艇 0.15 (順位2.21)

2号艇 0.18 (順位3.98)

3号艇 0.13 (順位2.58) F持時 0.15 (順位1.33)

4号艇 0.17 (順位3.35)

5号艇 0.18 (順位3.83)

6号艇 0.20 (順位4.37)

1号艇は行き足を見ても、スタートでそんなに遅れることは無いでしょう。

スタートから3号艇が若干出るにしても、2号艇の壁を考えると

1マークまでに1号艇がまくられることは考えづらいです。

ターンマークではどの艇が抜け出すか

上記のことから、ターンマーク勝負になると思われます。

続いて周回展示です。

2023年7月2日常滑第37回半田大賞より

以前取り上げた周回展示の見方の内容でみていくと

1号艇単体で見ればすごく良いというものではありませんが、

他の艇と比べてみると、1号艇より良い艇というのも見当たりません。

この中では2号艇が同じくらいで、1,2,3号艇だけの関係で考えてみますが

3号艇がスタートから少し出るにしても、

この感じではまくられることも、まくり差しが入ることも考えにくいです。

3号艇は伸びよりの調整にしているせいか、進み出しが悪く

スタートで捲れなければ、厳しいレースになると思います。

可能性があるとすれば、

1号艇がターンマークを外した時の2号艇の差しが怖いくらいですが、

出足を考えれば差し切られることは無いように思えます。

世間の見立てより自分の目と経験を信じる

簡単に進めてきましたが、ここまでの内容で予想すれば

[1-2-全、1-全-2] もしくは

[1-2-全、2-1-全]

のような感じです。

後はもう少し展開を考慮し切れる艇がいるか、

他の可能性等を検討していきますが

概ね上記をベースに考えていくでしょう。

ここでこの時のオッズですが

2023年7月2日常滑第37回半田大賞より

[1-3-4] [3-1-4] が人気どころで、

1号艇、3号艇、4号艇で予想されています。

これは3,4号艇がA級であることと

大山千広選手の人気によるものもあるかも知れません。

この時の1号艇 須藤隆雄選手はB1で、過去1年の逃げ率は48.3%

1コース勝率5.70

常滑での1コースは10走して1着率50%

確かに1号艇としての勝率は不安が残りますが、

今回取り上げたレースに限っては、6艇の総合的な船足を比較すると

逃げる可能性が非常に高く思えます。

レースの結果は [1-2-6] ¥9,590

だったようで、3着に6号艇が入ったことで配当を上げています。

基本的に予想をした上で、オッズを確認するのですが

「これでこんなオッズになるの?」

といったことはよくあります。

選手の名前や級別へ先入観を持たず、

冷静な判断で予想をしていけば意外な配当になることもあります。

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